ステージグッズ『カンコネ』開発ご報告

光線銃から放たれたビームを受け止めファンサをキャッチ! 画期的ステージグッズ「カンコネ」の宣伝用、Hot springs株式会社のご報告用ブログです。

「憧れ」からの「ファンサ」を可視化する

 

 

はてなブログにて初めまして。「カンコネ」(ツキステでは「コネクトバッジ」の名称でした)を作った会社の者です。

今回はツキステに携われた感想を添えつつ、題の内容について拙文ではありますが書いていきたいと思います。

 

コネクトバッジとは?

会社の云々は置いておき、コネクトバッジについてご説明します。

コネクトバッジとは、光線銃から放たれた赤外線に反応し、ピカピカ光って音がなるバッジです。ただのバッジじゃないバッジです。

リモコンのボタンでテレビが点く、音量が上がる、そのような仕組みです。

一見単純な仕組のおもちゃにも思えますが、これがステージで使われると

 

Time(時間)→数秒で

Place(場所)→光線銃を向けたほう、アイドルが向いた方に

Occasion(場合)→アイドルが撃ったとき=ファンサしたとき

明確に「ファンサ」が 

 見える(そのアイドルの色に光る)

 聞こえる(そのアイドルの声が再生される)

  ようになる画期的なステージグッズになるのです。

 

「ファンサービス」が「私」に突き刺さる

二階席がある大阪・メルパルクホールでの公演については、公演前から「二階席だからファンサは諦めよう」「届くのかな…」と、アイドルには自分の姿は見えない、そしてファンサが届かないだろうという不安、諦めのお声が見られました。

しかしカンコネで使う光線銃、 射程距離は200mです。

前のお客様と被らないよう気をつけていただき、そちらをアイドルが撃ってくれれば、最後列にまで届きます。実際バッジが光った・アイドルの声が聞こえた!というお声もいただきました。

射程距離の長さだけでなく、赤色を含む照明が点いていても照射可能。こちらが弊社の売りです。

 

 (他にも実際の動画をTwitterに掲載しています、よろしければご覧ください…!)

 

「バーンして」「3秒見つめて」「ピースして」

ファンサービスは色々あり、うちわで直接お願いしてみたり、推しさんの担当色のペンライトを振ってみたりし、それに気づいたアイドルがファンの方に向けて手を振るなどします。

ですがそれは通路に近い席の特権であったり、見つけてもらえないことも多々あります。

特別感が要素の一つでもあるのが「ファンサ」ですが、

 もっと多くの人に、もっと遠くの席の人に届くのではないか。

 会場全体で繋がることができるのではないか。

 演者様から見た「皆」ではなく「私個人」であると感じてほしい。

 ステージ上と「私」がつながってる実感をしてほしい。

社内で考えるだけでは可能性でしかありませんが、

実際に証明してくれたのが今回の舞台でした。

 

また公演後とあるキャストさんから「僕たちも本当に楽しかったです」と声をかけていただきました。ファンサを「送る側」の方も、多くの方に自分のファンサが伝わること、ファンサが届いたことが見えるのは嬉しいのかもしれません。

 

可能性を含む「私に向けられたかも知れない」「特別な仕草」も勿論大切にしていだきながら

「私にも届く光」もまた、アイドルからの贈り物であるとお客様が証明してくれました。

グッズとして、思い出と一緒に持ち帰れる。これもまた、メリットではないかと思うのです。

 

ツキステはどんな作品だったか

デビュー作 ツキステ第7幕について

2.5次元ダンスライブステージ『ツキステ。』

第7幕 CYBER-DIVE-CONNECTION

にて採用いただきました。この製品の記念すべきデビュー作品です。

現場でも何度も拝見させていただきましたが、ついお客様の視点になって驚いたり笑ったりしてしまうほど、とても楽しかったです。

www.tsukista.com

 

 コンピュータバグに侵略された妖精界を救う、

 そしてクリスマスを取り戻すため

 Six GravityとProcellarum、そして仲間たちが電脳世界で敵に立ち向かう…!

開催時期にあわせ、一足早いクリスマスを体感できるほっこりと温かいストーリー。

しかしこれだけでは終わらないのが2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」はライブパートが、すごい。

 

『ツキステ。』について事前エゴサーチし、どんなファンの方がどんな感想を持っている作品なのか、何度も調べていました。


k1mg.hatenablog.com

上記ブログのお言葉を拝借します

うちわ!ペンラ!ペンラ!リングライト!ペンラ!リングライト!ペンラ!ペンラ!

NHK紅白歌合戦でも、観客の方はペンライトを振られますよね。

あんなイメージだったのですが、もっと多くてカラフル、うちわが素敵、ウサギさん(ツキウサさん)も沢山いらっしゃる…予想よりずっとまぶしいライブでした。

 

つまり、アイドルさんとお客様のコミュニケーションが重視される舞台だったんだな、と思っています。

そこに新たなコミュニケーション方法を提示できた。

これが弊社の自信に繋がりました。 

 

元々お客様が歓声、ペンライト、リングライト、うちわ等で築いてきたアイドルとの関係を壊してしまわないか、そこに新たなグッズが入っていいものなのか。

弊社としては危惧することも多いまま当日を迎えました。

しかしエゴサーチを何日も続けたところ(Twitterにていいねや引用RTを沢山させていただきました)、嬉しいお声をたくさんいただきました。

・こんなに多くファンサをもらったのは初めて

・ うちわに既読がついたみたい

・遠距離からも至近距離からも撃ち抜かれて腰が抜ける など。

弊社スタッフ数人も体験しましたが、ドキッとします。

(コネクトバッジは公式サイトでは売り切れてしまっております…)

 

今後の予定

「ツキステ」の皆様とは一度お別れとなってしまいました。

寂しいですが、いただいた経験値を基に今後もどこかでお会いできるよう、宣伝を行っていきます。

そしてライブシーンが盛り上がる今だからこそ、「次世代の舞台上とのコネクト」について考えていきます。

 

導入をご検討いただける企業様には光線銃とバッジサンプルをお送り致します。

(現段階では最小ロットが3000個となっております、ご了承ください)

 

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2019/6/28 にはBlu-rayが発売されますね。弊社もわくわくしています。

コネクトしているところ、よく映っていますように。

アニメイト | 【Blu-ray】【ツキステ。】2.5次元ダンスライブ ツキウタ。ステージ 第7幕 CYBER-DIVE-CONNECTION